blancについて

「blanc(ブラン)」の中心となる素材として、私たちは「白糠」を選びました。

blancには二つの意味が込められています。

糠を表す「bran」と、白を表す「blanc」。

輸入に頼らない素材、地元で調達できる素材。

そしてよりよい形で利用できる素材。

それが「白糠」なのです。

なぜ、白糠を選んだのか?

白糠は日本酒では不要として削られている部分です。

これを蒸溜技術によってより美味しいお酒によみがえらせることができないか、

というのが「blanc」の原点です。

お酒にならない白糠はどうなっているのでしょうか。

しいたけの栽培用培地に使用されたり、せんべいになったりしています。

有効活用はされていますが、元はわざわざ日本酒用に作られたお米です。

より日本酒に近い形で、そして美味しいものにできるはず。

その思いで検証を重ね、ふさわしいジンが出来上がりました。

ただ、アルコールを再蒸留してボタニカルを足しただけの

「なんちゃってクラフトジン」ではなく、

素材から選んで作った本物の「ジャパニーズジン」。

日本酒においては雑味があるとして削られてしまう部分ですが、

蒸溜では水とアルコールの沸点の違いを利用して、

エッセンスとなる部分だけを取り出すことで

美味しいお酒によみがえらせることができます。

ビール醸造で培った技術と丁寧な仕事。

それらによって出来上がったライスベーススピリッツ。

お米由来のほのかな甘み。

厳選した金沢のボタニカル、金沢ゆず、加賀棒茶、クロモジ、能登ひば。

金沢ゆず。里山の寒暖差が、厚手のでこぼこした皮を作り出します。

その皮から金沢ゆずの香り高さが生まれるのです。

加賀棒茶。明治時代から石川で親しまれている加賀棒茶。

茎を焙じたお茶は香りも味もしっかりしています。

クロモジ。高級爪楊枝としても使われるクロモジ。

高級感ある香りの精油は、かつて欧州に日本特有の香料として輸出されていました。

能登ひば。石川の方言では「アテ」と呼ばれ親しまれる県木。

殺菌、防虫予防効果のある天然成分を多く含み、特徴的な香りはアロマとしても使用されます。

これらとジュニパーベリーを繊細なバランスで調合。

口の中で広がるやわらかくも華やかな香り。

「blanc」で安らぐ一杯を。